山の会今年最後の山行会
今年の山行を象徴するかのように 雨
昨日も明日も晴れるのに… (・へ・)
本来なら 今年一年の安全登山に感謝して、来年度も楽しい山行ができるようにと神社でお祓いをし、その後 呉羽山を歩く
そんな計画でしたが、冷たい雨が降りしきる生憎のお天気になってしまったので、少し予定を変更することになりました
雨の中傘をさしながらまずは お祓いをする 稲荷神社 へ
呉羽丘陵の多目的広場からトンネルをくぐってうっそうとした森の中へ登って行くと雨にるれた カラスウリ を発見!
薄暗い森の中に鮮やかな真っ赤に染まる木や、
サザンカ の可愛いピンクの花が「雨の中をようこそ」と迎えてくれた
稲荷神社は神主さんが不在のひなびた神社です
この境内をお借りして山の道具やお供え物など供えお祓いを受けました
神主さんはいなくて、自前の神主さん(会の会長さん)の祝詞で、神妙に
今年一年の無事の登山に感謝し、来年の山行の安全を祈願しました
納山式を無事終え、一旦は車に戻り、クレハハイツ から
白鳥城跡 まで散策することにしました
道路脇に ノイチゴ? ルビーのように輝いていました
また 落ち葉に埋め尽くされて錦の絨毯のようになっている所も
看板を見るとすぐ近く 多分10分はかからないかもと雨で少しづつ気温が下がって肌寒く感じ首をすくめて歩き初めました
傘をさしながら まずは白鳥広場へ 広場には 白鳥城跡と書かれた大きな石碑が
ここから右に緩やかな階段を登ります
登りきると
東出丸跡 にでました
出丸跡の広場をぬけると 笹が生い茂る道を通り
空堀跡を通り抜けると
二の丸跡 にでました
そこから最後の階段を登ると
白鳥城跡 に到着!
白鳥城跡は 豊臣秀吉軍が佐々成政を責める時に陣を張った山城で、本丸は空堀で囲まれていた
その本丸跡に 1等三角点と水準点 が設置されています
この本丸跡で会長の「三角点 と 水準点」についての学習会が開催されました
三角点
この呉羽山には一等三角点が設置されているが、
そもそも一等三角点とは 全国で1000 あり富山でも7か所あるうちのひとつがここ呉羽山にある
石は伊豆の石を使用していて、重さは90kgある
三角点の文字は南側に刻まれている
大きさは、一つの辺が18cm角に統一されている
地面には1mほど埋め込まれていて、動かすと罪になり罰金が100万、懲役2年になるとのことです
三角点は横の方向を表す (高さかと思っていました)
1等三角点は25km間隔で設置されているそうです
水準点
日本の土地の高さ(標高)は、東京湾の平均海面を基準(標高0m)として測られ、東京湾の平均海面を地上に固定するために設置されたのが 日本水準原点
水準測量に用いる際に標高の基準となる点のことである
日本水準原点は東京都千代田区永田町の国会前庭北地区内(憲政記念館付近)にある
全国で86カ所設置されている
などいろいろ教えていただきました
特に三角点は、今までは山頂にあり、「タッチ!」と触って満足していて、特に何も知らなくて「へー!」「そうなんだ!」
と 来年はそんなことも思い出しながら三角点を眺めたいと思います (来年まで覚えていられるかしら… (^^ゞ )
山頂でのお勉強会を終え、空堀跡 を通り、北の二の丸 方面へ
北の二の丸をぬけ下ると富山市街が一望できました
この頃には 雨もあがりましたが、まだ霞んでいました 寒ーい~!
クレハハイツまでぐるり最短コースの散策を終えました
今回は雨のために最短距離しか歩かなかったけど、意外とトレッキングコースとしていい場所と再認識しました
今年も楽しく山行できたことに感謝して、納山会トレッキングを終えました